五十沢温泉ゆもとかん宿泊記|昭和レトロと令和の合理性が同居する宿

五十沢温泉建物外観 その他の地域

新潟県南魚沼市の「五十沢温泉ゆもとかん」の宿泊記です。源泉かけ流しの美肌湯(pH9.4)を楽しめる一方、昭和の団体客向け温泉旅館のレトロ感と、令和の時代に対応するサービスが同居する楽しい宿でした。良質の温泉を格安で楽しみたい方や昭和の懐かしさを味わいたい人に特におすすめです。

2026年5月、実際に二泊しての温泉や館内の様子、食事について紹介します。

お風呂

昭和50年代の創業時からの大露天風呂・岩風呂と増設された館内の内湯の二つのお風呂が楽しめます。源泉は同一でpH9.1とかなり高めのアルカリ性ですが、お湯はサラサラ。アルカリ性といえばとろみがあるというのは誤解でした。

湧出量はとても多く浴槽に入れているお湯は当然としてシャワーやカランからのお湯も温泉です。体を洗う時シャワーを使っていて「あれ?硫黄臭するな」と思い後から調べたらこれも温泉とのこと。
浴槽の画像はありませんので公式サイトをご覧ください。
【公式】五十沢温泉ゆもとかん温泉紹介ページ

大露天風呂・岩風呂

一押しの大露天風呂と岩風呂です。大露天風呂は10人くらいが余裕で入れるほど広くて、田園地帯の眺望がすばらいしい。内湯の岩風呂というのも珍しいですね。天井が高くて雰囲気がいいです。内湯には男女側にそれぞれ4つ洗い場もあります。

五十沢温泉大露天風呂入口

16時~19時で男性専用、19時~22時で女性専用なので実質入替制といっていいでしょう。夜中0時から6時までは清掃・メンテナンスの時間で利用不可です。そのほかの時間は混浴ですが、脱衣所は男女別で内湯の岩風呂も3/4は仕切りがあり女性にも配慮した作りになっています。
タオル巻きや湯浴み着はNGですが、女性時間帯が長いので混浴は厳しという方はそちらの時間帯でご利用ください。また、下記館内の男女別浴場も女性側だけ露天風呂があります。
大露天風呂は田園の中遠くに山々が見えてとても見晴らしがよく、夜は晴れていたので満天の星空を眺めながら入浴できました。

館内の男女別内湯

フロントからすぐの位置に男女別の内湯もあります。

五十沢温泉内湯入口

混浴のお風呂に入りにくい女性に配慮して後から設置したと聞きました。そのためか女湯だけ露天風呂があります。こちらも相応に広く洗い場も沢山ありますがやはり人気は露天風呂のようで空いていました。

宿泊した部屋・設備

部屋と館内の設備についてまとめます。お伝えしたくなるようなネタがたくさんでボリュームが膨らんでしまいました。

窓からの見晴らしのいい部屋

こちらが今回宿泊した八畳間です。

五十沢温泉部屋八畳間布団

入室したときには布団が敷かれていました。すぐにゴロゴロしたいのでこれはありがたい。wifiはパスワード不要で館内どこでも入りますし速度も良好でした。

五十沢温泉窓からの田園風景

上記写真は朝の窓からの景色。田園地帯のど真ん中に位置しているので部屋からの眺望も田んぼと山々。温泉宿の窓からの風景としては珍しいと思います。明るく照らされた山々を眺めていると頗る気分がよかったです。
アメニティは一般的なものはすべて備わっています。髭剃りやゴムなどはフロントにおいてありとっていくエコに配慮した形。

五十沢温泉館内フリース

そしてユニークなのはこの館内フリース。浴衣の上に着るものといえば丹前や羽織でしょうが、寒い新潟県の山間部だけに現実的な選択。確かに定宿の岩手花巻大沢温泉自炊部でも寒いときは、浴衣の上に自身で持ち込んだフリースを着てしまいます。フリースは安くて暖かいし合理的で好印象。

館内設備とコインランドリー

館内は昭和レトロに溢れていて探検していても沢山の感情がこみあげてしまいます。

五十沢温泉館内図

こちらが館内図なのですが、ここに載っていない部屋や大広間なども沢山ありました。昭和の団体旅行華やかりしころにはフル稼働していたのでしょうか?いまは関係者以外立ち入り禁止の鎖の奥でひっそりと存在していて哀愁を感じます。

五十沢温泉ゲームコーナーは卓球のみ

館内内湯の横にはゲームコーナー。いかにも昭和レトロ。アーケードゲームがあるのかと思ったのですが、卓球台だけでした。ちなみに卓球はフロントに言えば無料でできます。温泉卓球いかがですか?

五十沢温泉お茶とお菓子

エレベーターホールの前にお茶やお湯とともに浴衣を選べるコーナーもあります。写真には写っていないのですが、右のテーブルには柿の種やピーナッツの小袋がサービスで置いてあります。気配りがよくて好印象です。

五十沢温泉コインランドリー

最近できた別棟のコインランドリーがありがたかったです。洗濯と乾燥を同時にしてくれて少量50分1000円。こちらも宿泊者だけでなく誰でも使えます。

食事

朝食付きプランということでまずはバイキングの選択がこちら。

五十沢温泉朝食バイキング

係りの女性がとても親切で、おろした大根には味がついているなど説明してくれます。そして売りの魚沼産コシヒカリがやはりおいしい。お代わり自由です。

宿泊プランには二食付きはありません。夕食を食べたい人はフロントの横にある「おかわり食堂」で1680円の定食が食べられます。外来の方も利用できるので、地元の家族面の方がスーパー銭湯のように気軽に利用している様子も見かけました。

五十沢温泉おかわり食堂ポスター

これはとても合理的なシステムで高く評価しています。特に女性や自身のような小食の身では豪華な旅館食は食べるのが大変です。定食だけでなくおつまみや軽食も食券制で気軽に食べられるので、その日の気分に合わせて夕食を楽しめます。きっと宿の方々の負担も減っているはず。フードロスや選択肢の観点からも他の宿にも導入してほしいと切に思います。

五十沢温泉懐かしの醤油ラーメン

二泊目の夕食は食堂でいただいたのですが、あまり食欲がなく「なつかしの中華そば」にしました。本当に昔食べた味です。充分においしかったです。

アクセス

六日町駅から車で15分程度です。初日は到着が遅かったのでタクシーに乗りましたが、夜9時ころで3,600円でした。
路線バスでもいけるのですが、最近のダイヤ改正で本数が減ってしまって平日は一日4往復。土日は運休なので公共交通機関で行く予定にしている方はよく調べていってください。

二泊の過ごし方

今回は初日は夜遅くに到着して、翌日は部屋にこもって仕事をしていました。wifiの速度も良好で仕事もはかどり、自宅と変わりませんね。いわゆるわーケーションというやつです。

夕方越後湯沢駅までレンタカーを借りにいくため、路線バスに乗りましたが、ぼんやりとバスを待つ時間に天気の良い田園の景色に癒されました。
バスの時間が17:18分発しかないので、レンタカーを借りて戻ってきたのが19時過ぎでした。ここから20時オーダーストップ夕食、22時までのコインランドリーで洗濯をする必要がありバタバタ。初日にレンタカーを借りられればもっとゆっくり過ごせたのに残念です。

まとめ

五十沢温泉ゆもとかんの宿泊について諸元表に整理してまとめました。

温泉宿諸元表
項目 内容 コメント
泉質 アルカリ性単純温泉(pH9.4)
源泉温度49.8℃の源泉かけ流し
硫黄臭あり
トップレベルのアルカリ性ですがあまりぬめりは感じずサラサラ
シャワーやカランのお湯も温泉で硫黄臭あり
お風呂の種類 男女別内湯・女性のみ露天あり
混浴の大露天風呂・岩風呂
岩風呂・露天風呂は16時~19時男性専用/19時~22時女性専用で実質交代制
0時~6時は清掃・メンテナンス時間
今回の料金 一人泊朝食付き付き9,500円
金曜日は10,000円
※2026年5月宿泊時の価格です。
アクセス 六日町駅から車で15分 タクシー料金は3,600円
路線バスもありますが平日のみで4往復なので時刻要確認
こんな人におすすめ 最新の設備より古き良き温泉ホテルの懐かしさを味わいたい人
良質の源泉かけ流しの温泉をコスパよく楽しみたい方

五十沢温泉ゆもとかんは、源泉かけ流しコスパ良く楽しめ、昭和の趣を思う存分味わえます。昭和の団体旅行華やかな頃の影を残しつつ、令和の時代にも対応する工夫がたくさんで、宿の攻めの姿勢を感じられて応援したい気持ちになりました。新潟・南魚沼での宿泊を検討されるときはこの不思議で心地よい宿をご体感いただければと思います。

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