乳頭温泉郷黒湯温泉・蟹場温泉立ち寄り湯|土日もOK穴場でおススメ

乳頭温泉郷蟹場温泉露天風呂全景 その他の地域

秋田県乳頭温泉郷の「黒湯温泉」「蟹場温泉」の日帰り入浴記です。土曜日に良質な温泉にゆったり入れて穴場といえます。山奥の里の湯治場で酸性の白濁湯のある黒湯温泉と、静寂な森の中で自然を楽しみながら弱アルカリ無色透明の蟹場温泉という対照的な二つの宿を紹介します。大人気の乳頭温泉郷でも混雑を避けてゆっくり温泉を楽しみたい人におすすめです。

乳頭温泉郷の中でも人気の鶴の湯や妙乃湯は、土日は入場制限がかかるくらい混雑しますが、比較的すいている黒湯温泉と蟹場温泉に土曜日の立ち寄り湯で訪問しました。
黒湯は初めて、蟹場は何回もいったことがあったのですが、どちらも素晴らしいうえに土日にも混雑はなく、ここまで差があるのかと思ってしまいます。

松川温泉から乳頭温泉郷への爽快ドライブとルート選択

前回の記事でも書いた通りなのですが、乳頭温泉自体にはどこにも泊れず、この日は松川温泉峡雲荘から100kmの約二時間の道のりになります。宿泊場所は網張温泉なので、いった道を1時間少しまた運転しなければなりません。ここまでしてでも、今回は乳頭温泉に行きたかったのだとご理解ください。
いつもチェックアウトぎりぎりの10時までまったりとしてしまうのですが、この日は朝食を食べて少ししてもう8時過ぎに出発。宿のご主人に「今日は早いですね」と言われてしまった。
当初は前日の逆コースでまた八幡平を昇り降りして向かおうと思っていたのですが、やっぱり山道の運転がつらくて、岩手山の南山麓を回って仙岩峠経由にしました。

岩手山

この日も快晴で本当に気持ちのいいドライブ。残雪を頂いた岩手山もキレイ。松川温泉付近では道端に水芭蕉、山を下ると水仙の花がたくさん咲いていました。ソメイヨシノは散った後でしたが品種によっては桜もまだ楽しめて、一人ではもったいないくらいに思いました。
睡魔に襲われて休憩したりで、昨日に続いての乳頭温泉郷には11時ころ到着です。土曜日のこの時間でも田沢湖から乳頭温泉に向かう車は多いです。40km/hくらいで走る遅い車に5台ほど数珠繋ぎになったのですが、うち3台は鶴の湯方面に曲がっていきました。鶴の湯この日はどれだけ混んでいたのだろう?

乳頭温泉郷:黒湯温泉

乳頭温泉郷には何度も来たことがあるのですが、こちらは宿泊したこともなく立ち寄り湯も初めてです。結論としては、ぜひまた来たい、できれば宿泊したいと強く思いました。

乳頭温泉郷黒湯温泉駐車場

バス通りから離れた位置にあり、少し歩かなければいけないと誤解していたのですが、休暇村の手前の入り口から森の中を数分走って、宿に近い駐車場まで行くことができます。

乳頭温泉郷黒湯温泉全景

駐車場から階段を下りていくと、宿泊棟や温泉のある建物などがいくつも現れて、山の中に突如現れた温泉集落のような様相です。

乳頭温泉郷黒湯温泉受付

まずはこちらの受付で800円を支払って説明をしてもらいます。二か所の源泉近くにお風呂があるよう。

黒湯温泉のお風呂

まずは男女別の内湯露天風呂。敷地は結構広くて案内に従って数分歩いてたどり着きます。

乳頭温泉郷黒湯温泉内湯入り口

こちらが入り口。この奥に内湯さらに奥に露天風呂と打たせ湯がありました。浴槽はあまり大きくなく同時に入れるのは4人か5人くらいか。土曜日のお昼近くでも入浴客はほかに二人くらいでしたから、のんびり入ることができました。鶴の湯のように騒がしいこともなくやっぱり穴場じゃないかな。
白濁したお湯は硫化水素泉でpH2.8から4.5の酸性ですが、ピリピリするほどではなく優しめです。どこのお風呂も湯温は比較的熱めでした。源泉温度は80℃近くあり、加水はしているものの湯量は豊富でかけ流しとのこと。

乳頭温泉郷黒湯温泉源泉

そして上の写真は混浴の内湯/露天風呂の建物ですが、右上の白濁の池のように見えているのが源泉です。こんな風に沸いているお湯をひいているのですね。
お風呂の内部の写真は撮っていませんので以下の公式サイトをご覧ください。
【公式】黒湯温泉温泉紹介ページ

このほかにも宿泊者専用のお風呂と貸切風呂もあり、泊ればよりたくさんの湯めぐりを楽しめるよう。これはぜひいつか泊まらねばと思わされました。

黒湯温泉そのほか

そのほか宿泊棟など建物がたくさん。

乳頭温泉郷黒湯温泉自炊棟

こちらが自炊客向けの宿泊棟です。かなり年季はいっています。茅葺の建屋もあり何やら修理をしていたので中が見えたのですが、中心に囲炉裏がありすごく雰囲気よさそう。あそこも泊めてもらえるのだろうか?

乳頭温泉郷黒湯温泉パワースポット

男女別の内湯/露天風呂の源泉はこちらのようで、パワースポットとされています。小規模な地獄めぐりも楽しめますね。
お風呂に入って建物を見たりしているうちに、あっというまに一時間以上時間が過ぎてしまいました。

黒湯温泉まとめ

黒湯温泉立ち寄り湯の諸項目を諸元表をまとめました。

立ち寄り湯諸元表
項目 内容 コメント
泉質 単純硫黄温泉(pH2.8/4.5)
二つの源泉があり白濁のお湯
「黒湯」の名前はお湯の色ではなく建物が黒いことが由来
お風呂の種類 混浴内湯/露天
男女別内湯/露天/打たせ湯
貸切風呂二つ
混浴と男女別のお風呂は敷地の両端にあり3分ほどの距離
料金 中学生以上800円・小学生400円 ※2026年4月時点の日帰り入浴料金
期間と受付時間 4月中旬〜11月上旬まで営業
9:00~16:30 水曜日のみ9:00~11:00
冬季は閉鎖
貸切風呂も1組45分2,750円で利用可
アクセス 秋田方面から1時間40分 休暇村乳頭温泉郷から1.3kmは道が細く運転注意
こんな人におすすめ 秘湯感を味わいたい方
人気の乳頭温泉郷でも人が少ないことを望む場合

今回初めて訪問して今までなぜ行かなかったのか悔やまれるくらいです。秘湯、湯治場といったキーワードが好みの方にはぜひ体感いただきたいお風呂です。

乳頭温泉郷:蟹場温泉

乳頭温泉の最後は蟹場温泉。実は一番のお気に入りです。宿泊は数回しかないですが、乳頭温泉に来たときは立ち寄り湯で必ず入ります。
一番のおすすめが建物から少し離れた位置にある露天風呂の「唐子の湯」で、森の中にたたずむ最高に雰囲気のいいお風呂です。源泉かけ流しの10人以上は入れる広い露天風呂は静かさの中で時間を忘れて入浴できます。

乳頭温泉郷蟹場温泉入口

こちらは入り口の写真です。右側に行くと木のぬくもりがうれしい「木風呂」、こじんまりしていて落ち着く「岩風呂」という二つの内湯と「ひなざくら」という女性専用露天風呂があります。これらは複数の源泉から若干ブレンドを変えています。

乳頭温泉郷蟹場温泉露天風呂へのアプローチ

さらに逆側に混浴露天風呂「唐子の湯」があります。一度建物をでて50mほど木々の間を歩いていきます。この間の森林浴も気持ちよくベンチも設置されていて緑を楽しみながら歩いたその先にご覧のような脱衣所の小屋と温泉が見えてきます。
通常混浴ですが19:30~20:30は女性専用時間帯になりますので宿泊した際は女性はその時間に気兼ねなく入れます。

乳頭温泉郷蟹場温泉露天風呂全景

この木々の中にたたずむ露天風呂が大好きで、個人的には鶴の湯、妙乃湯といった大人気のお風呂よりもいいとおもうのですがどうでしょうか?少し熱めのお湯がちょうどよくせせらぎも聞こえてなんとも心地いいのです。
このお風呂不思議なことにこのようなロケーションでもアブやハチに悩まされたことがありません。8月の一番虫の多い時期にほかの露天風呂で、アブに悩まされた後でも落ち着いて入浴できます。今回は虫のいない季節でしたが、やはり小一時間長居してしまいました。
いずれも乳頭温泉の中では唯一無色透明のお湯ですが、湯の花がちらりほらり浮いていて、成分は濃い感じ。ph8くらいの若干アルカリ性の単純硫黄泉で少し硫黄臭があるように思えます。
例によってお風呂内部の写真は載せませんので公式サイトをご覧ください。
【公式】蟹場温泉ウェブサイト

蟹場温泉まとめ

蟹場温泉の主要項目を諸元表にまとめます。

立ち寄り湯諸元表
項目 内容 コメント
泉質 単純硫黄泉(pH8.1)
源泉温度55℃
乳頭温泉唯一の無色透明の湯
湯の花がちらりほらり浮いている
お風呂の種類 唐子の湯(混浴露天)
岩風呂/木風呂(男女別内湯)
ひなざくら(女性専用露天)
唐子の湯は建物から50m歩いた森の中
料金 中学生以上800円・小学生400円 ※2026年4月時点の日帰り入浴料金
受付時間 9:00~16:00 乳頭温泉の中では比較的長い受付時間
アクセス 秋田方面から1時間40分 県道の最奥に位置して運転に問題なし
こんな人におすすめ 森の中で自然を感じながら入浴を楽しみたい人
アルカリ性の泉質が好みの方

乳頭温泉郷の中でも一番のお気に入りです。今回は立ち寄り湯なので記載はありませんが、食事も素朴でおいしかった覚えがあります。一泊最安15,400円とリーズナブルで立ち寄りでも宿泊でも鶴の湯や妙乃湯といった人気宿にも劣っていないと思いますので、穴場としてお勧めできます。

この日の行程のまとめ

今回の旅の最大の収穫は初めて行った黒湯温泉。これはぜひ一度宿泊の価値があると思い、帰ってから夏休みに一泊の予約を入れてしまった。大人気乳頭温泉の一角を占める宿で決して予約は取りやすくないですが、さすがに約三か月前なら一人でも予約できるようです。

この後はこの日の宿、休暇村岩手網張温泉に向かいます。黒湯温泉と蟹場温泉で長居したうえに、ほかの温泉宿の様子をみていたりしたら案外に遅くなり15時過ぎになってしまいました。

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