三国峠温泉御宿本陣|「どこビュン」で行く歴史を感じる宿場町の宿

歴史を感じる建物外観 他地域の温泉

JR東日本の企画きっぷ「どこかにビューーン!」で越後湯沢が当たり、三国峠温泉御宿本陣に宿泊しました。江戸時代からの三国街道の峠の浅貝宿(あさかいじゅく)の本陣を受け継ぐ歴史ある宿で、本館と離れにある二つのお風呂を楽しめます。

越後湯沢からの運び湯と、一人には贅沢だった広めの部屋、美味しい魚沼産コシヒカリがたっぷり頂ける朝夕のバイキングに加え、周辺の観光情報を詳しく紹介します。まずは今回の内容を諸元表でまとめました。

温泉宿諸元表
項目 内容 コメント
泉質 単純温泉pH7.9
源泉温度55.4℃無色透明
越後湯沢温泉の運び湯
癖のない優しいお湯
お風呂の種類 本館男女別内湯/露天風呂
離れ男女別露天風呂
離れの露天風呂が新しくて人気
離れの露天風呂は一部仕切られた洗い場あり
今回の料金 二食付き一人泊で17,750円 部屋は二間で、一人泊でこんな広い部屋でいいの?
アクセス 越後湯沢駅から車で30分
東京から関越自動車道経由2時間10分
苗場スキー場近くで行き慣れた人も多いのでは
こんな人におすすめ 苗場スキー場近くで温泉宿を探している方
歴史ある温泉宿がお好みの人

温泉

お風呂は離れの露天風呂と本館の内湯・露天風呂の二通りがあります。越後湯沢温泉の運び湯で中性の無色透明単純温泉で癖のない優しいお湯。各お風呂特に温度差はなくどこも入りやすかったです。

離れ露天風呂

本館から自動ドアの出口を出て下のような渡り廊下を歩いていきます。

離れ露天渡り廊下

数回角を曲がって20mほど行くと離れの建物。スリッパを脱いで小さい休憩室があり男女別の露天風呂があります。

離れ露天休憩所

少し画質が悪いですが、離れにすぐ入ったところの休憩所の写真です。正面入って向かいが男湯の入り口で、女湯は左手前に入り口があるのですが迷いやすいかもしれません。入った瞬間「女湯がない!?」と思う人が多いのか男湯入り口の右に「女湯は逆側」と大書きされてありました。
お風呂は露天のみですが、ガラスで囲われた洗い場コーナーがあります。新しくてきれいで広いのでこちらのほうが人気があり、こちらでお風呂は済ませてしまう人もいたのではないでしょうか。

本館内湯・岩露天風呂

こちらは本館にある男女別お風呂で内湯・露天双方4人ほどが入れるお風呂と洗い場という構成。

本館内湯露天入口

決して古いわけではないですが、離れ露天風呂の男湯が5人ほど入っていて混んでいると思いこちらにまわってきたら独泉できました。小ぢんまりはしていますが、静かで落ち着くので気に入り、朝もこちらに入りました。
どちらも癖がない分誰でも楽しめるお湯といっていいのではないでしょうか。

部屋・施設

歴史ある建物ですが清掃はきっちりされていてもちろん問題ないです。オフシーズンで空いていたからかひとり旅の分不相応な二間の部屋を提供いただいてご機嫌です。

今回の部屋

一人ということもありキーを渡されて案内はなしでした。

最初の六畳間

二階のエレベーターすぐの部屋で、鍵を開けてみると、何もない六畳間でした。うーん、狭いな。一人だから仕方ないけど、何もないのはどういうことだろう?と思ったら、

奥の六畳間

奥にもうひとつ六畳間がありました。これは逆に一人では広すぎで恐縮してしまいます。基本テーブルやテレビのあるこちらの部屋で過ごして、布団はテーブルの奥に敷いて寝ました。ちなみに最初に頂いた説明書きに布団は自分で敷くように書かれていました。

窓からの中庭

窓の外は中庭で樹々が映えます。写真の左側に洗面台、右側にトイレがあります。部屋に風呂はありませんが、立派な大浴場が二つもあるので大丈夫。アメニティは普通にそろっていました。
wifiは良好で速度も問題なし。このところこのような歴史のある旅館でもwifiはきっちり設置しているのが普通になってきているように思います。

建物と設備

こちらが建物の外観。

歴史を感じる建物外観

浅貝宿本陣を受け継ぐ宿ですから風格たっぷりです。江戸時代はお殿様も何度も泊った宿です。

ロビーと休憩所

こちらがフロントとロビーです。右側のロビー周りの壁には宿の本陣時代からの資料が展示されています。運営会社は17世紀創業で新潟県で三番目に古くから起業している会社という新聞記事など興味深く拝見しました。

食事

二食ともバイキングです。夕食は席が決められていましたが、朝食は自由席。お客さんはあまり多くなかったのですが品数は豊富で、何といっても魚沼産コシヒカリが美味。

夕食バイキング

夕食の一巡目がこちら。新潟だけに魚沼産コシヒカリがやはりおいしい。またその横のおそばが美味しかったのですが、産地などは確認できずです。
ひとり旅でバイキングは少し寂しいのですが、この日は8名ほどの団体さんがにぎやかにしている席の近くで殊更居心地がよくなかったのは残念。

朝食バイキング

翌朝の朝食はこちら。野菜メインと思っていたのに朝カレーがあったもので、頂いてしまいました。やはりお米が美味しいのでこの後、ご飯だけ少しお代わりしました。

アクセス・周辺観光

苗場は人気スポットなのでご存じの方も多いかもしれませんが、三国峠に近い新潟寄りということで高速道路を下りてからそこそこ走ります。
越後湯沢駅または関越自動車道湯沢ICからともに車で約30分。群馬側からでは月夜野ICから三国峠を越えて約50分です。いずれも国道17号を使いますが、よく整備されていて交通量も多く山道でもストレスなくいけます。
苗場スキー場までは800mとすぐで、この宿の書き入れ時はスキーシーズン。先日訪問した時も苗場プリンスホテルの駐車場には車がたくさん。グリーンシーズンでも峠近くのこの辺りは魅力あります。
なお、フジロックフェスティバル開催中は特別態勢がとられます。公式サイトの新着情報をみると、今年(2026年)も受付開始の5/11その日に満室になってしまったようです。

本陣資料館

またこの宿には「本陣歴史資料館」が併設されていたので見学しました。江戸時代のお殿様の着物や古文書などが所狭しと並んでいます。残念なのは解説がなくて素人にはわからないものが多かったこと。

レコード小柳ルミ子のすべて

気になってしまったのがこちらの小柳ルミ子さんのレコード。本陣とは関係ないのですが、300年前の歴史的骨董品より50年前の昭和レトロに惹かれてしまうようです。

みなかみ町永井宿郷土館

宿泊後の翌日は峠を越えてすぐのみなかみ町永井宿郷土館に寄りました。参勤交代時に三国峠を越した時の宿の様子や、長岡藩の役人が罪人を護送中に雪崩に襲われ罪人だけが生き残った話など、この地域ならではのリアルな展示が興味深かったです。

まとめ

  • 江戸時代からの宿場本陣を受け継ぐ由緒ある温泉宿
  • お湯は越後湯沢からの運び湯で本館と離れにそれぞれ露天風呂あり
  • 苗場スキー場にほど近くスキーシーズンが繁忙期

資料館や歴史に興味がある身としては三国峠や前後の宿の歴史もとても面白かったです。苗場スキー場が目的に冬に行く方にはもちろんですが、グリーンシーズンでも温泉に加えて三国峠の歴史も味わえる宿としてお勧めできます。

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