タウシュベツ川橋梁と秘湯を巡る|北海道縦断ひとり旅【五日目】

タウシュベツ川橋梁 北海道

北海道縦断ひとり旅の五日目は幻の橋といわれるタウシュベツ川橋梁など鉄道遺産や糠平温泉、幌加温泉といった秘湯に立ち寄り湯をしながら、大雪山をぐるりと一周して十勝岳温泉まで向かいます。

然別峡かんの温泉から、この日の宿十勝岳温泉まで、狩勝峠経由でまっすぐ向かうと2時間半程度でついてしまいます。周辺は富良野や美瑛といった有名観光地もあるのでそれらを巡ってゆっくりしてもよかったのですが、欲張って三国峠経由として何度も行きたい東大雪エリアに寄りました。

糠平温泉郷中村屋と幌加温泉元湯鹿ノ谷で立ち寄り湯

かんの温泉は朝食を頂いてからすぐの7時半くらいに出発しました。然別湖畔を経由してgoogle mapを見た感じでもかなりクネクネの道なので覚悟して走ったのですが、最初の湖畔は道が狭くて緊張しましたが、その後は道幅は広く、カーブは多かったですがおおむね走りやすかったです。

ぬかびら温泉郷糠平温泉郷中村屋

山道が終わるとそこはもうぬかびら温泉郷で、以前宿泊したことのある中村屋さんに八時過ぎに到着。ここは朝7時半から受付なので朝早く出た甲斐があります。

糠平温泉中村屋立ち寄り湯|源泉掛け流しの秘湯とモダンさの両立

別に記事を書いていますので上記リンクからご覧ください。食事がとてもよくて、万単位のマンガのそろった居心地のいい宿で、やはり立ち寄り湯では物足りなかったのです。

秘境の中の秘湯幌加温泉元湯鹿の谷

もう一つ、さらに15kmほど北にある幌加温泉元湯鹿の谷にも日帰り入浴してきました。順番が前後していて下記鉄道遺産めぐりの中の旧幌加駅と旧十勝三股駅の間に訪問しています。
国道からの分岐点にちょっとした看板がありそこから、1.4km走った位置にあります。すれ違う車もない中、廃屋がいくつもあり不安な気持ちが募る中ようやく到着。

幌加温泉元湯鹿の谷立ち寄り湯|四色の源泉をもつ秘境の中の秘湯中の秘湯

こちらも別に記事を書いていますので上記リンクからご覧ください。色の異なる四つの源泉や裏山の広場に浴槽がポツンと置かれた露天風呂など、秘湯ファンにはたまらない秘湯中の秘湯でした。

三国峠経由で上富良野へ鉄道遺産を見ながら走る

このエリアに来たからには鉄道遺産の数々を見なければなりません。一昨年にすでに訪問していますが、何度でも見たい絶景を含め再訪しようと思います。

絶景の定番タウシュベツ川橋梁

まずはタウシュベツ川橋梁。1937年開通の旧士幌線のコンクリートアーチ橋です。糠平ダムの建設に伴い湖底に沈むことになり1955年に別線が開通し役目を終えました。糠平湖の水位が減る春から夏までしか見られないので「幻の橋」とも呼ばれています。
国道の10台ほどの駐車スペースに車をとめて展望台まで徒歩5分ほどです。クマ出没の看板がありちょっとドキドキ。

士幌線廃線跡

歩き出して2分ほどで廃線跡を横切ります。これは糠平湖ができた後の新線ですが、こちらもあえなく廃線ということになります。遊歩道として整備されていて糠平まで行けるそうですが、殊更クマが怖いので散策という気分にもなりません。

タウシュベツ川橋梁

さらに少し歩いて展望台に到着。この時期なら大丈夫と思っていましたが、700m先にきれいに見えました。年々崩落が進んでいるそうですが、いくつかアーチが崩れたとしても数十年は見る価値は失われないのではないかと思います。
予約をしてゲートの鍵を借りるか、ガイドツアーに参加すれば橋梁のすぐ近くで見学することもできます。次の機会にはツアーに参加してみたいと思っています。

ポイントの操作ができる旧幌加駅

次に訪れるのは旧士幌線の幌加駅跡。

士幌線幌加駅ポイント

いまだに線路とポイントが残っていて、右にある転轍機は今も操作できるようになっています。以前NHK BSの「呑み鉄本線日本旅」で出演している六角精児さんが操作しているのを知っていたので試した見たらこの時もちゃんと動きました。

士幌線幌加駅ホーム

実は20年前に来たこともあります。このときはホーム跡と線路が何とかあり草木が生い茂っていて近寄りがたかった覚えがあります。しかし今はご覧の通り駅名標があり上士幌町は鉄道遺産を観光資源として整備してくれていて、うれしい限りです。

十勝三股駅跡の三股山荘はお休み

順番が前後しますが、幌加駅跡から次に行ったのは秘湯幌加温泉でした。その後は三国峠経由で上川方面に抜けるのですが、その手前の十勝三股駅跡に寄ります。
旧国鉄士幌線の終着駅だった十勝三股。林業で栄えていて1,500人もの住民の暮らしていた集落があったのですが、木材資源の枯渇や輸入材の台頭で数名の住人を残すまでになり、昭和53年に士幌線の廃止前に糠平、十勝三股間のみバス代行に移行しました。

十勝三股・三股山荘

木材を伐採しつくしたためかだだっ広い草原の中を国道が貫いて、そこに一軒だけ「三股山荘」というカフェが営業しています。以前きたことがありサンドイッチが美味しく、在りし日の十勝三股駅の写真などもあり、できればここでランチと思っていたのですが、この日は休業で残念。

三国峠

あとはひた走るばかりです。こちらが途中で休憩した三国峠の展望台から十勝平野を見下ろした眺め。幌加温泉でソファで寝入ってしまったこともありこの日はあまり眠くならずに順調にいくことができました。ただし、幌加駅あたりで水分がなくなってしまい、
どこかで買おうと思ったのですが、十勝三股周辺にも三国峠にも自販機すらなく、水分枯渇状態。50km走った先の層雲峡でようやくコンビニがあり給水できました。

お昼は当麻町麺や和泉で味噌ラーメン

この日は昼に通りかかった当麻町でラーメン。

当麻町麺や和泉外観

Copilotさんに「当麻町でおいしいラーメン」ときいたらここ一択という形で出てきた「麺や和泉」さん。これもAIにおすすめされた味噌ラーメン950円を注文。

当麻町麺や和泉味噌ラーメン

札幌で修業したというご主人さんのつくる味噌ラーメンだけあって濃い味ながらも決してしつこいことはな絶妙の味。これはおいしい。東京に持っていったら1,500円でも繁盛するでしょう。カウンターで食べたのですが厨房のご主人さんの丁寧かつ素早い動きが見ていて感心してしまいます。
ご夫婦で切り盛りしているお店のようなのですが、地元の人々に愛されているようでやり取りは聞いているほうまで楽しくなります。
帰り際にとてもおいしかったと目でご主人に会釈すると素晴らしい笑顔で送り出してくれました。小さい町のラーメン店ですが、とても良い気分にしていただけました。

十勝岳温泉湯元凌雲閣に宿泊

この日の宿は十勝岳温泉湯元凌雲閣です。ラーメンを食べた後はひたすら走るだけで、ルート上にある美瑛などは車を運転しながら眺める程度でした。

キタキツネ

目的地はかなり標高の高いところですが、上富良野市街からの道道も広くて走りやすく運転には問題なかったです。道端にキタキツネがお出迎え。鹿以外の動物には縁がなかったのですがかわいい。

十勝岳温泉湯元凌雲閣宿泊記|十勝岳連峰の絶景を楽しめる露天風呂

日本秘湯を守る会の会員宿で、絶景が眺められる本物の秘湯宿です。こちらについては別に記事を投稿していますので、詳細は上記リンクからご覧ください。

この日のまとめ

  • 何度でも来たい幻の橋「タウシュベツ川橋梁」の絶景
  • 糠平温泉中村屋と幌加温泉で秘湯を楽しむ
  • 当麻町のラーメン屋「麺や和泉」が印象的

この日の走行距離も250kmほど。一番印象的だったのは秘湯の幌加温泉でしたが、
三国峠以降は特による場所もなく走るだけで、もったいなかったかもしれません。

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