先日印象に残る博物館・資料館について投稿しましたが、今回は鉱山系に絞って投稿します。
書くのも恥ずかしい限りですが、実は「鉱山マニア」なんです。といっても専門的な学術的知識があるわけでもなく、鉱山系の資料館を見学して、そこで働いていた人々や当時の世相について物思いにふけるだけではあります。
なぜこんなに鉱山に魅了されてしまったのかは自分でもわからないのですが、産業化遺産が注目されていることからしても同志は少なくないのではないかと考えています。とはいえ、家族からは物好きと思われていますし、旅について語り合う仲間と話がはずむこともありません。
好きだから好きとしか言いようのないところですが、過去たくさん見学しましたし、これから行きたいところもありますので、ライフワークのように続けていきたいと思います。
史跡尾去沢鉱山
秋田県が日本最大の鉱山県であることをご存じの方はどれだけいらっしゃるでしょうか?
いまでも、小坂や阿仁、院内といった鉱山跡に資料館がありおとずれてきました。そのなかでも、規模が大きいのが尾去沢鉱山です。

実は15歳のとき、中学校の修学旅行で見学しました。当時は「マインランド尾去沢」という名称だったのですが、「マリンランド」と勘違いしてイルカショーでも見られるのかと思っていました。山の中に連れていかれて鉱山でガックリしたのですが、今となってはお気に入りの施設です。

そんな思い出のある尾去沢に昨年秋に訪問しました。駐車場にはたくさん車があってお客さんが意外と多いように思いました。
観光坑道は2kmもあり展示や資料は本当に充実しています。ジオラマは掘っているところだけでなく事務所や食堂など鉱員の生活に関する展示も多くて見どころたくさんでした。

残念ながら坑道や体験施設は2026年3月末をもって一般向けの公開は終了しています。現状は完全予約制の社会科見学施設となっていて、ひとりでふらっといって見学できる施設ではなくなってしまいました。来場者の減少や人手不足が原因だそうでとても残念。昨年秋の段階で行けてよかったです。一般公開の終了が理由で案外に人が多かったのかもしれません。
田川市石炭・歴史博物館
周辺の飯塚市などにも炭鉱の資料館はあるのですが、筑豊の中でもこちらが内容も充実していて見応えがありました。
福岡というと年末年始の帰省のみでこのような施設はいつも閉館で、家族皆が楽しめるようわけでもなくなかなか訪れることができませんでした。親族の結婚式で行った際に一人で関西に帰る機会があり、これ幸いと訪問しました。

三井田川鉱業所伊田竪坑の跡地で、内部は撮影禁止なのですが、屋外の竪坑櫓がそびえたっています。

その他の展示に印象深いのがこの復元された炭住。炭住といっても通じることが少ないと思いますが「炭鉱住宅」の略で、炭鉱の近くにはどこにもこのような長屋がたくさん建っていました。内部にはジオラマもあり人々の生活を垣間見ることができます。
旧太平洋炭礦 炭鉱展示館
日本で実質的に現役と言える炭鉱はこの旧太平洋炭礦を引き継いだ釧路コールマインだけという現状です。こちらの資料館もあこがれ続けていたのですが、昨年ようやく訪れることができました。

こちらが入口です。丘の上に立っている小屋のようですが、海底炭鉱ということもあり、ここから地中に坑道が広がっていて展示も地下にあります。

展示は釧路の炭鉱の歴史や模擬坑道、掘削機械などですが期待していたほどではなかったかもしれません。しかしそこに至る道のりの周辺にはベルトコンベヤなどの設備があったのですが、錆もなく現役のもの。鉱山系の資料館と言えば周りは廃墟ばかりであったことを思うとやはり違うなと思わされました。
足尾銅山
こちらもずっとあこがれていたのですが、栃木県の群馬との県境に近い位置は関西からでは行きづらく、東京に単身赴任してから行くことができました。

坑内にはトロッコに乗っていく仕組みで、順路がきっちり決められています。お土産売り場も充実していて面白そうなものがたくさん。「足尾銅山の歴史」という小冊子を買いました。

定番の採掘しているジオラマもあります。画になるからか江戸時代の手掘りのシーンを再現していることが多いですね。早い時間に行ったのですがすでにそこそこの人がいました。一回りして帰る段階では団体さんがいてとても賑わっていました。
そのあとすぐ近くにある古河足尾歴史館にも行きました。公害の原点といわれる足尾銅山ですから、環境問題の克服といった展示が多く印象に残っています。企業側の目線での展示なので、「対策しました」的な印象ですがそんなにうまくもいっていなかったはずと斜に構えてみてしまいました。
とはいえ、昔は木々も生えないといわれた山々にも緑はとり戻されており、普通にいいところという印象ではあります。
これから行きたいところ
石見銀山
何しろ世界遺産ですからね。早くいきたいです。島根県のしかもかなり奥のほうなのですが大好きな松江の街歩きとセットで行きたいです。
別子銅山
こちらも愛媛のここだけを目的にしないといけない場所です。関西からなら頑張って自家用車で家から行けないこともないのでいつか機会を作りたいです。
秋田大学 国際資源学部資料館(旧:秋田大学鉱業博物館)
知らないうちに名前が変わってしまいましたが、日本唯一の大学にある鉱山系の資料館です。以前一回行ったことがあります。面白すぎて時間がかかりすぎて最後の方はバテました。今度行くときは体力を整えて、重点的に見るところを定めてから行こうと思います。
と、こんな按配でマニアックな記事を投稿してしまいましたが、きっとどこかに同志がいると信じてこれで終わりにしたいと思います。

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