三陸を巡りグルメと資料館を楽しむ|夏休み湯治旅2026その3

釜石海鮮丼 東北

毎年恒例夏休み湯治旅も終盤。四泊した大沢温泉湯治屋を後にして、この日の宿は一関。ただし、まっすぐ行くのではなく三陸方面を迂回して、釜石・陸前高田・気仙沼と資料館を巡り、海の幸を楽しんだ一日になりました。

鉄の歴史館

まず向かったのは釜石市立鉄の歴史館。10年以上前に行ったことがあったのですが、何度でも行きたい類の資料館です。

鉄の資料館外観

こちらが博物館の外観。鉄の町釜石だけに年季が入っていますが立派な建物です。駅から離れているので公共交通機関では厳しくようやく再訪できました。
館内に入るといきなりシアターに案内されました。有無を言わさぬ形で、上映開始時間とも違うタイミングでしたが、お客さんの少ない水曜日はそうなっているのでしょうか?映像自体はなかなか面白かったです。

鉄の資料館高炉の展示

展示のメインは名称の通り釜石での製鉄の歴史ですが、近代製鉄の父と呼ばれる大島高任さんについての割合が大きいです。釜石付近で産出する鉄鉱石を利用した高炉による製鉄を何度も失敗しながら最後には成功させた人物で前回と同様感銘を受けました。これで江戸時代までの製鉄は砂鉄からのたたら製鉄から鉄鉱石による大量の製鉄が可能となり日本の近代化に大きく貢献したはずです。

鉄の歴史館釜石の街

そのほか製鉄の町、釜石の町の歴史なども興味深く見学しました。いまは高炉もすべて停止し、そして追い打ちをかけるように東日本大震災で被災して、町の規模としては衰退してしまっていますが、特殊鋼を生産する工場は残っていますし、水産業もありますから、今の規模のままでも活力のある町として継続してくれると願いたいです。

釜石魚河岸テラスで海鮮丼の昼食

次はどこかでランチ。三陸に来たからにはおいしい海の幸を食べなければいけません。大船渡の魚市場の店を狙っていたのですが、水曜日は定休日とのこと。そのため一度行ったことのある、釜石魚市場の近くにある魚河岸庄五郎にお邪魔しました。

釜石海鮮丼

生ウニは一応あるとのことで海鮮丼を注文。確かに生ウニは載っていましたが味はもう一つで、すごくおいしかったのはアナゴやイクラでした。そのあとに来たお客さんへの説明では長雨で漁ができていないそう。今年の夏休み湯治旅はなにかと、長引いた梅雨の影響を受けています。

陸前高田で市立博物館と奇跡の一本松を見学

大船渡付近で睡魔に襲われコンビニの駐車場で休憩した後、向かったのは陸前高田。

高田博物館外観

お目当ては真新しい陸前高田市立資料館。2022年に新築・再建オープンした施設です。もともと高田には総合博物館があったのですが、東日本大震災で施設も資料も壊滅して再建されたものです。

高田博物館考える人

入館するといきなりロダンの「考える人」がお出迎え。名古屋市博物館所蔵のものですが、リニューアル工事の間借り受けしているそう。これはラッキーかも。この像、タモリさんが指摘していましたが、右手の肘を左足の足に置いているんですよね。だいぶ不自然でしんどそう。

高田博物館展示

館内は陸前高田の歴史・自然のほか「海と貝のミュージアム」の展示もあり見どころも多かったです。そして入館料は無料ですから人もたくさん。国からたくさん補助金出ているのかな?などど思ってしまいました。写真はありませんが、津波で被害を受けた収蔵品の修復作業「文化財レスキュー」の展示が特に面白かったです。
さらに少し離れた海岸沿いの「道の駅高田松原」に移動。ここに東日本大震災津波伝承館があります。

高田松原資料館

ぐしゃぐしゃにされた消防車や破壊された駅名標・信号機などが展示されなんとも生々しい。怖くて見たくなかったのですが、大迫力のドキュメンタリーシアターも観覧しました。

高田松原奇跡の一本松

そして、雨が降っていて近くまで寄れなかったのですが、遠景の奇跡の一本松。最大望遠ですが、後ろの木々に溶け込んで見えないかも…奥のユースホステルの遺構は何度見ても言葉を失くしてしまいます。本当は陸前高田の街と海の関わり合いの歴史などを知りたかったのですが、震災以降のほうが印象として強くなってしまいました。どうしても仕方ないですね。

気仙沼でホヤとカツオ

この日の最後の目的地は気仙沼。三陸海岸沿いは自動車専用道が整備されていて便利です。
この日はビジネスホテル泊なので、できれば気仙沼でまた海の幸を頂きたいところ。ただし、到着したのが16時過ぎなのでどうなるか。

気仙沼海の駅

まずは5年ほど前に長男ときて海鮮丼の特にイクラがぷりぷりでおいしかった覚えがある「気仙沼海の駅」に来たのですが、お目当てのお店は閉店していました。ほかのお店も16時は営業していません。
幸い二階の「気仙沼いちば寿司」が開いていたので入店。ただし、釜石での海鮮丼も昼過ぎで食欲がありません。とはいえ折角なので、カツオのマヨネーズのせと、一度食べて見たかったホヤの酢を注文。

気仙沼カツオとホヤ

カツオはまあまあ美味しかったのですが、ホヤは…慣れると美味しくなってくるといいますが一度食べればいいかなという印象です。気仙沼はもう一つぱっとしない訪問になりましたがこの日の宿のある一関に向かいました。

ホテルルートイン一関インターに宿泊

一関までは西に50km弱。この日もよく走りました。

ルートイン一関インター外観

この日の宿はビジホでルートイン一関インター。一関ICのすぐの場所にあり広大な駐車場がありました。

ルートイン一関インター風呂

このホテルチェーンは何といってもありがたいのが大浴場があること。ラジウム人工温泉というのもなんちゃって感はありますが、旅先で部屋の狭いユニットバスだけは勘弁と思っています。

ルートイン一関インター朝食

翌朝の無料朝食も無難でいいです。ドーミーインのように数千円でやたらと豪勢というのもいいですが、朝は正直このくらいでいいかな。

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この日のまとめ

  • 鉄の歴史館で釜石の明治近代化への貢献を確認
  • 陸前高田では津波の恐ろしさを実感
  • 生ウニ、アナゴ、いくら、ホヤ、カツオと三陸の海の幸を味わう

食に関してはもうひとつ不首尾だったかもしれません。長雨で生ウニがNGというのは大誤算でした。夏休みの湯治旅もあと一日を残すのみとなりました。

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